【60代女性】成長因子や骨補填剤などは使用せず血餅のみで骨再生した症例【重度歯周病・M-MIST】
この患者さまは、右上の小臼歯において、歯の前後に深い骨の欠損(垂直性骨欠損)がみられました。これらの欠損は歯周病の進行によって引き起こされるもので、歯を支える骨が溶けてしまった状態です。
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術前
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術後
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治療前
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治療後
特筆すべき点として、この治療では成長因子や骨補填材などの人工材料を一切使用せず、患者さん自身の血液によってできる「血餅」のみで再生を促しました。血餅には自然な治癒力が備わっており、条件が整えば補助材料がなくても骨の再生が期待できます。
術後3年が経過した現在も、歯や骨の状態は安定しており、良好な経過を維持しています。
手術から 3年 経過しましたが、現在も問題なく過ごされています。
・患者様の症状(噛んだときの違和感や歯ぐきの下がり)は改善
・骨の状態も安定
術後3年が経過した現在も、歯や骨の状態は安定しており、良好な経過を維持しています。
手術から 3年 経過しましたが、現在も問題なく過ごされています。
・患者様の症状(噛んだときの違和感や歯ぐきの下がり)は改善
・骨の状態も安定
主訴 | 「噛むと違和感がある」 「歯ぐきが下がってきた」 |
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期間 | 9ヵ月(治療回数:1回) |
費用 | 1回:20万円(税別) |
治療内容 | ・歯周組織再生療法 |
治療に伴うリスク | ・腫れや痛み:手術後、一時的に腫れや痛みが生じることがあります。 ・感染の可能性:術後の傷口から細菌感染するリスクがあります。 ・歯ぐきの退縮:治療後に歯ぐきが少し下がる可能性があります。 ・治療効果に個人差がある:すべての患者様で骨が完全に再生するとは限りません。 ・噛み合わせの変化:骨や歯ぐきの形が変わることで、噛み合わせに影響が出ることがあります。 ・術後のメインテナンスが重要:再発を防ぐために、定期的なクリーニングと歯科医院でのチェックが必要です。 |