【20代女性】「根分岐部病変」に対する歯周組織再生療法
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術前
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術後
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治療前
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治療後
この患者さまは、左上の第一大臼歯の近心部に「垂直性骨欠損」が認められ、歯周病の進行により歯を支える骨が深く失われていました。
また、同じ歯の根の分かれ目(分岐部)にも炎症が広がっており、「根分岐部病変」という状態でした。
これは、歯の根が分かれている部分まで歯周病が進行し、プローブが分岐部の中ほどまで届くような中等度の病変を意味します。
このような症例では、通常のクリーニングや歯周ポケットの治療だけでは改善が難しいため、当院では最小侵襲手術(MIST)を行いました。マイクロスコープ(顕微鏡)を使用して分岐部の状態をしっかり確認し、Er:YAGレーザーを用いて感染した組織を丁寧に除去。
さらに、骨の再生を促す処置(再生療法)も併せて行いました。
治療後は定期的なメインテナンスを継続しており、現在も歯と歯ぐきの状態は良好に維持されています。
また、同じ歯の根の分かれ目(分岐部)にも炎症が広がっており、「根分岐部病変」という状態でした。
これは、歯の根が分かれている部分まで歯周病が進行し、プローブが分岐部の中ほどまで届くような中等度の病変を意味します。
このような症例では、通常のクリーニングや歯周ポケットの治療だけでは改善が難しいため、当院では最小侵襲手術(MIST)を行いました。マイクロスコープ(顕微鏡)を使用して分岐部の状態をしっかり確認し、Er:YAGレーザーを用いて感染した組織を丁寧に除去。
さらに、骨の再生を促す処置(再生療法)も併せて行いました。
治療後は定期的なメインテナンスを継続しており、現在も歯と歯ぐきの状態は良好に維持されています。
主訴 | ・歯がグラグラする ・歯周病を治したい |
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期間 | 9ヵ月(治療回数:1回) |
費用 | 1回:20万円(税別) |
治療内容 | ・MIST(最小侵襲手術):できるだけ傷を小さくして回復を早める手術方法。 ・マイクロスコープ(顕微鏡)による精密歯周病治療。 ・Er:YAGレーザーで徹底的に清掃:歯根面から歯周病の原因となる「プラーク」を除去する治療。 |
治療に伴うリスク | ・腫れや痛み:手術後、一時的に腫れや痛みが生じることがあります。 ・感染の可能性:術後の傷口から細菌感染するリスクがあります。 ・歯ぐきの退縮:治療後に歯ぐきが少し下がる可能性があります。 ・治療効果に個人差がある:すべての患者様で骨が完全に再生するとは限りません。 ・噛み合わせの変化:骨や歯ぐきの形が変わることで、噛み合わせに影響が出ることがあります。 ・術後のメインテナンスが重要:再発を防ぐために、定期的なクリーニングと歯科医院でのチェックが必要です。 |